講師最終エスキス
最終提出まであと4日となりました。
今日は講師最終エスキスということで、乾先生、末光先生、中川様、羽鳥様、前先生と講師陣が全員そろってのエスキスとなりました。
(以下、I;乾先生 S;末光先生 N;中川様 H;羽鳥様 M;前先生)
田中さん
河川敷に吹く冷たい風を取り入れる堤防。風の道。
M 形をもっと操作するべきではないのか
S 風速の設定を変えてみたか?
→変えていない。3mのまま。
M ヒートアイランド対策できく話は、川の上を吹く冷たい風を取り込みという話だから、川をまたぐような形でないといけない。ヨットの帆みたいな形がいいんじゃないか。
S 扇風機とかの形をみると、渦をつくって風の流れ
I 分散する形はありか?
H 分散すると抵抗が増えちゃう。
M 構造を考えないといけない。
王さん
砂を吸収する環境建築。プログラムは美術館。周辺にはしごういんや胡同がある。
黄砂が北京の大きな問題。懐が深いほど、砂を吸収するものである。
HPシェルで構成されるうろこで砂をキャッチ。
南側に砂がたまるので開口部はなし
北側は一部開口部を設けて自然光利用。
桃源郷のような空間。最初が狭くて、奥が広い空間。
I 砂はたまりきったら、メンテナンスはどうするの?
→10年はメンテナンス不要な見込みがある。
部分模型の縮尺は1/10
I 既存に入り込んでいる意義は?
入りたいっていう意思をわかりやすく表現してはいけないのでは?
M 砂をとる部分をもっとデザインするべきなのでは。
H 一方向だけを想定したものではなくて、全方位を想定して、砂を捕まえる建築ということにするべきでは。
H シミュレーションの最初のステップのセクションは?
H ステップバイステップ感みたいなものが必要。円からだんだんえぐっていくみたいな形で最終形になったみたいな。
M プロセスの明示が必要である。
M 凹凸の意味をはっきり説明できないといけない。
S HPシェルはヒートカッターでもつくれ、量産できる。
兒玉くん
夜間放射するのはパネルではなく、短冊状のものになる。
内側にいくとテーブルとかイスとか家具になって、放射冷暖房のシステムになる。
S 陸屋根と切妻どっちが多いの? 陸屋根が多い
S アーチになったのはなぜ?
M とんがり屋根の方がよかったのでは?
H システムを適用させる敷地を間違えたのではないか
周囲に放射してしまうということを
S できる形が地味なのでは。
H アヴァンギャルドだから悪いというわけではない。形とシステムのバランスをどうとるかという話。
S 屋根が前の形だったら、屋上にビアガーデンとかできた外部空間も設計できると思ってた。
S 差し込んでいるということがわからなくなった。
M 夏と冬とかのバランスはいらなかったのでは。
I 残念がらぱっと見てよくわからない
I 今までの形を組み合わせれば、もっとできることがあるのでは?
H 変態的な執着が必要
I きのこのほうがよい
→きのこに集中します!
S 逃げちゃダメです。
石綿さん
敷地は品川の下水処理場。
煙突の太さと高さが変わっていく。
脱臭させながら煙突から排気する。
H 品川は羽田空港の影響で、高さの上限が決まっている。
S・I 窓ないと厳しい
I プランが面白くなれば、いい提案だなとなる。
H 煙突は四角なの?
I・H 下は全部つながっているのでは。プラン的に厳しい気がする
S ランドスケープ的に良いのではないか。
煙突の間にカテナリーが現れてよい。そのままガウディ?
S 落とし穴みたいなところはなに? 空気を取り込むところ。
H 断面の図面とかもっとちゃんと書いた方がいい。
もっと構造的なリアリティを。
M 煙突が下まで貫通していないことがありえない。
林くん
グリッド、動線の確保、拡張性というルールで
温熱レイヤー、光レイヤー、風レイヤー
夏場涼しくなるかが重要だと思っている。
S 東西的に細長く、穴をあければよかったんじゃない。そこをどうでもいいって言っていいの?東西方向に長く、深く掘ればいいというのは発見なので、それを最大限生かすべきでは。
M 光と風が何が違うという認識がないのではないか。
H 3つのレイヤーわけの機構が機能していない気がする。
I 3レイヤーとグリッドの形に対応があればまだ納得できる。例えば、グリッドのスケールが違う。
M 風は通すけど、光は通さない。風は通さないけど、光は通すみたいな形をもっと考えるべきでは。
H まだグリッドの機構がならてぃぶすぎる
H 空間は悪くないけど、ストーリーの組み立てがよろしくない。
H ヤオトンが風を遮るために最適化された形に見えないので、環境によってつくられているという
S 表面積と温熱環境は関係があるのではないか。掘る量の前提を決めないといけないのではないか。
S 形を決定されるルールを見つけないといけないと先週言った。ヤオトンを参照しろといったが、それで決められないようでは他のパラメータを
M 光と温熱のレイヤーは逆ではないか。
S 風の抜け口だけではなく、入りもいれなくていいの?風速を決めればルールになるのではないか。
S 三層にしたのはなぜ? 地下鉄の深さがだいたいこんなもんだから。
清野
I 商業とボイドの関係は?
I らせんの理由は?環境の話はいずこに?
M コアとか動線計画の重要なのでは?コアの前がペリメーターだったり、そうじゃなかったり、っていう操作がメインなのではないのか。
I らせんの形式が強すぎる。
M インテリアゾーンにしか柱がなくて、ペリメーターゾーンに柱ないとか。
H ガタガタならせんだと、プランの自由度が小さくならないか。
S コアが発展したみたいなプランになるといい。
S オフィスの歴史はコアの歴史
H 縁側オフィス
北潟
M リアリティがまだ出てない。建築化していない。。
I 食肉工場のラインって一直線にできるの? 今の工場は段々出来てきた歴史があるから、直線にできる
M フルスクラッチでやる必要は?既存に付加する
I このデザインボキャブラリーの理由は?
M 操作とリターンのバランスが釣り合っていないのではないか?
H ミニマムレベルだとフィルターか、煙突つけるかになってしまう。
I 端部が広がっているのなら十字の理由がわかる。
S 余っているところにレストランとか資料館が入っている感がある
藤間
田町〜センターの敷地にノマドワーカーのためのオフィスをつくる
S 温熱環境のムラができる
M シャフトの柱の太さが同じなのか
H シャフトをやりたいのか、空間の形をやりたいのかよくわからん
I 内外の仕切りがよくわからない。
S 巨大な庇空間があって、放射冷房があるっていう提案の方がわかりやすい
M 柱は何もがんばってない。壁はあきらめる。
M 柱の疎密がない。
H このシャフトによって、中間期が伸びて、窓が開けられるっていう話を
S シャフトだけでジャングルとかフォレストとかつくれればいいのでは。
I プログラムを書いてはいけない
H アクティビティで記述するとか。
I 服装を変えるとか、温湿度を書くとか。
米澤
M 循環システムっぽくなってよくなったのでは。
M 落ち方みたいなところをデザインした方がいいのでは。
I 畑とかはどこ。
M 方位性に命をかけた形にしないと。いえる見込みはある。
S スラブいれてシミュレーションできないの?
S 北側・南側どちらにスラブを偏重させるとよいか、シミュレーションすれば
I 何人住めるの? 150人しか住めない。
H もっとスラブがスカスカでもよいのではないか。
S 日のあたるっていうのでスラブのロジックで決まっているのなら、日の当たらない床を何に使うかが決まればいいんじゃないか。
M 涼しい場所はつくらなくていいの?
H 常時の機能は?
N 150人しか入れないのは圧倒的にナンセンスだから、そこを自覚的に批評的にやるべき?思考実験といいきるべき。
M 核戦争みたいな話をするのなら、常時はぺしゃんこみたいな。非常時に膨らむ
N 建築化するには開放系じゃないと成り立たない
S 気積はいっぱいあって、日の当たる部分だけにスラブがあるみたいな形があればいいのでは。
小原
N 環境のシークエンスみたいな話はないのか。わかりやすい指標が導入できればいいのか。動画とかで表現すればいいのでは。
暑い寒いみたいなものが交互にくることは考えている。
I 環境とプログラムが対応している例として、面白い。プラン、配置はどう決まっているの? それぞれの特性が
H プログラムの話を最初にした方がいいのではないか
S 微妙に常識が入っている。振り切らないと。
M ぶつぶつに棒が入っているようにみえるのではもったいない。
H 断面展開図で表現すればいい。
富山
基本的に話は同じ。閉じたような外部空間が必要。
S 全然違う
H まず話を聞こう。
M センターヴォイドのタワーマンションのアンチテーゼにはなりうる。
N 裏と表を変えたい
I 環境シミュレーションがあることで生まれた形態ではない。
S 前スタじゃないかも。
H 中庭をディベロップするのにシミュレーションを使うとか。
H 周囲の容積率と同等なのか。
H 動線がどこにあるのかわからない。。
M いろいろ案を変えた中で、残ったものはないのか。
N 夏しか考えないのではあれば、今だと風が抜けないように見える。
N 浮いていれば話は違う。
H 周りのマンションの形式は?
N しごういんの良さを実現するための形をシミュレーションによって形をスタディしていけば。
S 真ん中をどのように豊かにするかを考えればいいのではないか。
吉富
S 庇の具体的な形を考えてくるんじゃなかったの?
M ツタの伸びる限界、到達距離とかが制約になるのでは。
M 土はどこにあるの?
N 緑の量に応じて、店の開き方が変わってくるのではないか。
M 壁面緑化、屋上緑化などの対案と比較検討すべきだった
松田
ゼオライトによる多孔質の構造体を貫入させて、強すぎる上空の風を緩和し、自然換気ができるオフィスを考える。敷地は品川の下水処理場のあるところ。
I 内部空間を考えるべきではないか。
S CGがよくない。マッシブすぎる。もっと穴が開いていたりするんじゃないの。
講師の方々ありがとうございました。
いよいよ佳境ですね。TAも全力でサポートするので、ラストスパート頑張ってください!