北京での敷地調査

TAの川島です。前スタジオ中国研修二日目は敷地調査からスタートしました。15人の受講生が「エンジニアリング班」「シークエンス班」「ファンタージー班」の3チームに分かれ、それぞれが考案した調査手法に基づいて、3時間半にわたって調査を行いました。

川島は清野、藤間、石綿、北潟、松田で構成されたエンジニアリング班に同行しました。この班は環境的・計画的側面においてミクロとマクロな視点から敷地を分析することを試みました。

環境的な側面では、日射・風シミュレーションにより敷地周辺の温熱環境をマクロ的に把握した上で、道端で活動している人のSET*を観察することにより、敷地周辺のミクロな温熱環境を形成する要因を把握しました。

計画的な側面では、敷地周辺の道が車のためか人のためかのマクロ的な分析を行った上で、動線に面したゲートの寸法がそこに出入りする人の量を表すものだと仮定し、現地で計測することで人の流れのスケールを可視化しました。

真剣な調査中ですが、どうしても中国ならではの面白いものに遭遇するので、こんな写真も撮らざるを得ません。


調査結果の詳しい内容は次の日のブログに掲載します!午後にはMAD Architectsの見学を行いましたがその内容は非常に濃かったのでこれもまた詳しい内容は別の記事に掲載します。

MAD での見学を終えホテルに帰ってからは、翌日のプレゼンテーションに向けて、午前中に計測したデータのまとめ作業が行われました。20時から23時まではホテルの会議室、それ以降は各班で部屋に集まって作業を続けました。班担当のTAももちろん一緒に作業を続けます。

「エンジニアリング班」は北京に来る前に、3日目の夜に行うプレゼンテーションの叩きを作っていたので、そこに計測したデータを当てはめていく作業が主でした。それでも集めたデータが膨大なので、それらを整理するにはかなりの時間がかかります。この夜を逃すと次の日のプレゼンテーションまで作業時間が殆ど無いので、疲れている中でどの班も朝の4時ごろまで作業を続けたようです。

2日目も本当に内容の濃い一日でした。お疲れ様でした!