自由行動&帰国

茅野です。
中国旅行最終日。最終日はこの旅行初の自由行動となりました。
みんな昨日まで敷地調査の発表で夜遅くまで頑張ってくれたので、今日はみんなにとってはご褒美となりました。

自由行動ということで今回のブログは自分たちが行った場所のレポートを行いたいと思います。
自由行動は9:00〜12:00と限られていたので、かなり強行突破なスケジュールでした。
3時間で天壇と紅橋(お土産屋購入)を回りました。

8:30 自由行動スタート
まずは北京駅から天壇に向かって地下鉄に乗りました・・・が、乗れませんでした。


川島さん、王さんが素早く起点をきかせてくれて北京駅の次の駅まで歩いて乗ることになりました。中国では降りる間際になって席を立っても降りられないらしく、2駅前から席を立ち、扉付近で待機している人もいました。


何とか天壇到着。


天壇では特にすりが多いらしく、こんな感じで歩くことになりました。逆に怪しい。。。


ガイド川島さんに引き連れられ、天壇内を散策しました。


天壇について軽く解説。(地球の歩き方より)
天壇は、明、清時代の皇帝が五穀豊穣を願って祭祀を行った場所で現存する中国最大の祭祀建造物です。(総面積273万?)

観光客にとっては観光スポットですが、現地の人にとっては公園として利用されていました。

太極拳


バドミントンのシャトル状のものを蹴ってリフティングでつなげる遊戯


エアロビクス

参加してみました。(草川君です。)

公園を抜けまずは圜丘に向かいました。

向かう途中の道です。


圜丘は皇帝が毎年冬至の日に天にその年に起こったできごとを報告した場所です。




構造的に圜丘の中央部(皇帝のみが立つことを許された)に立ちささやくと周壁で反射した音が共鳴を起こしこだまするというものであった。今ではこの中央部は人気の撮影スポットとなっている。
並ぶ文化が無く、撮影権は力ずくで勝ち取らなくてはならない。




中央部で携帯をかけると落雷の危険があるみたいです。


壇の周囲には3つの門が四方に設えられそれらにより3×3のグリッドが形成されるようになっている。9という数字は皇帝を意味するらしく、建築の構成原理として多く用いられている。壇を上る階段もすべて9段になっている。



内部空間をもたない宗教建築を久しぶりに見た気がした。柱や軒などの細かい装飾が形式を表す一般的な宗教建築と比べてその配置や形自体の意味がより強調され伝わってきた。

続いて皇穹宇に行きました。
皇穹宇は祭祀の際に皇帝の位碑が安置された場所であり、故宮と同じく皇穹宇に向けて皇帝の道が配備されていました。




観光としては回音壁も名物となっており、壁に向かってささやくと反射を繰り返し180度反対側にいる人にもその音が届くというものでしたが、何を勘違いしたのか180度反対側に立ち、向こう側にいる人に向かって大声で叫んでいる人ばかりでした。それは聞こえるわ。。。

中庭には三音石というものが付設されていた。三音石の意味は一つ目の石の上で手を叩くとこだまが一回、二つ目の石の上で手を叩くと二回、三つ目では三回とこだまの回数が増えるというものです。
観光客だらけで共鳴など起こるわけもなく、実際行ってみるとあまりその効果は感じられませんでした。



当時の技師たちの緻密な努力を感じた。
最後に天壇を代表する祈念殿に行きました。
祈念殿は皇帝が毎年正月にここで豊作を願ったらしい。現在は内部に玉座が安置されている。
皇穹宇と同じく瑠璃色の屋根に覆われている。






内部の柱の本数にも四季や時間、月の意味はあるがいずれにしても日本とは違い円という形が強い性格をもち構成されているのが際立つ。

天壇を代表する以上3つの建物を見終え、急いで紅橋に向かいお土産を購入しました。お土産に夢中になり写真をとり忘れていることに気づきました。すみません。
内部はとにかく活気にあふれ、想像していた闇市場のような雰囲気とは異なりデパートのような感じでした。


各自限界まで値切り、お目当ての商品を入手することができました。


無事自由行動は終わり、最後にみんなで空港近くのレストランで四川料理をいただきました。

予想を裏切らない辛さで、辛いものが苦手な自分は前菜で限界を向かえていました。
予想外に前菜以外は辛さ控えめで食べやすかったです。というよりこの旅行の中で一番おいしかったとおもいます。

と調子にのっていると隠れていた唐辛子をかじってしまいました。
四川の辛さを顔で表すとこんな感じになります。


続いてスイカを摂取するとこんな感じになります。


四川料理を食べ終えると、この旅行は全行程終了となりました。
みな無事終了することができました。夜の会議の時間もずっとロビーで待機していてくださった現地のガイドさんとも空港でお別れです。本当に感謝です。


皆様本当にお疲れ様でした。中国旅行も終わりいよいよ次は中間講評です。日本、中国の敷地調査ともグループによる調査であり、グループ内での特化した調査内容に関しては皆さん掘り下げられてきたと思います。今回の調査では街路樹など、シミュレーションでは普通考慮されない要素が効いてくることがわかったとおもいます。前回のコンセプトドローイングでは敷地調査と乖離した案も見受けられましたが、中国調査を経て、敷地を歩いた経験が色濃く現れる案にブラッシュアップされていることを期待しております。
時間もありませんが、引き続き頑張っていきましょう!!